あれれ?詐欺かも STORY
ここはある占い師の館。
ここはある占い師の館。
そこには占いに来たというには不釣合いな男二人がいた。
借りた金を今日中に返さないとマグロ漁船に連れて行かれる
借金まみれの堺(真心)と、
金を返せない堺をマグロ漁船に連れて行こうとしている
借金の取立屋、夏目(ともさかけん)。
堺はこの館でどうしようもない計画を立てていた。
もう、自分には後が無い。返せる金なんて一銭も無い。
そこで思いついたのが、ある男を偽占い師にしたてあげ、
後輩の岸部(嶌田忠士)をだまして高額な壷を売りつけようという
なんともおばかな計画。
夏目は絶対に無理だというけれど、
でも、ここは本物の占い師から借りた、占いの館。
机や棚には本物の占い道具。
こんな、“いかにも”な状況で、なんでもうのみにする岸部が「偽占い」を「本物」と信じないわけが無い。
・・・でも、失敗すればすぐにでもマグロ漁船。
だまさなければ、後が無い。
だましてだまして、借金返済!
嘘が嘘でふくらんで、だんだん誰が誰をだましているのか
何がなんだかわからない!
あれれ?詐欺かも?
あれも?詐欺かも?
これが?詐欺かも!
堺の無謀な計画は、とんでもない方向に・・・?